画廊
鏡と化猫
妻が家にいない時は洗面所の鏡をあまり凝視しません。なぜか、怖いからです。
特に何を見た訳でもないのですが、「合わせ鏡に映った何番目だかの自分の顔が違う・・・」とか「三面鏡に映った自分が違う所向いてる・・・」とか。
子供の頃はドラえもんの映画「のび太と鉄人兵団」に出てきた鏡面世界を見て、誰もいない世界に憧れたものですが、純粋さが薄れてくる年齢になると、あっちの世界・・・と思う様になり、なんだか鏡を凝視するのが苦手になりました。
完全妄想なのに。
鏡は神棚にも飾ってあり、太古の時代から神様に関わる道具として扱われています。 きっとそういう所にもそういった話のルーツがある様に思います。